ラグノスNF経口ゼリーはラクツロースを薬効成分とする内服薬で、1包12gに分包されたゼリー状の製剤となっています。
効能・効果は慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)、高アンモニア血症に伴う精神神経障害・手指振戦・脳波異常、産婦人科術後の排ガス・排便の促進です。
ラグノスNF経口ゼリーの懸濁と経管投与
ラグノスNF経口ゼリーは一般的な簡易懸濁の手法である程度懸濁された状態にすることができますが、どうしてもある程度ゼリー状の塊が残ります。
この状態で8Frのチューブを通過したとの情報があります。
ただし、前述のゼリー状の塊がチューブ内に残った場合、それを放置することで徐々に粘度が高まりチューブ閉塞につながることがあります。
ラグノスNF経口ゼリーをチューブに注入した後は、チューブ内をフラッシュして残ったゼリーを押し流すことも考慮してください。
簡易懸濁についての注意
簡易懸濁やチューブ投与は承認された投与方法とは異なります。そのため、上記の情報も製薬メーカーの公式資料はありません。
投与の可否は慎重にご検討ください。