アウトブレイク


医療疫学の分野では、ある集団や特定の範囲で感染症が通常発生しているレベルよりも増加することを指す。
類義語である「パンデミック」は範囲を特定せず、国レベルの大規模なものを指すが、両者の境は曖昧。

病院での院内感染の場合は通常アウトブレイクを使う。

アウトブレイクを疑う基準

厚生労働省医政局指導課長通知「医療機関等における院内感染対策について」(2011年6月17日発出)にて定義され、下記2項目いずれかを基本とする。

  • 1例目の発見から4週間以内に、同一病棟において新規に同一菌種による感染症の発病症例が計3 例以上特定された場合
  • 同一機関内で同一菌株と思われる感染症の発病症例(抗菌薬感受性パターンが類似した症例等)が計3例以上特定された場合

ただし、以下の4菌種は発症者だけでなく、保菌者を含む

  • バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(Vancomycinresistant Staphylococcus aureus: VRSA)
  • 多剤耐性緑膿菌(multidrug-resistant Pseudomonas aeruginosa: MDRP)
  • バンコマイシン耐性腸球菌(Vancomycin-resistant Enterococci: VRE)
  • 多剤耐性アシネトバクター・バウマニ(multidrug-resistant Acinetobacter baumannii: MDR-Ab)