1997年に日本で初めて医療用医薬品の口腔内崩壊錠が発売されてから約10年。
いまや多くのお薬が口腔内崩壊錠となっています。
一般的にOD錠と呼ばれひとまとめにされているこれらの口腔内崩壊錠ですが、実際は各製薬メーカーによって異なった技術で製造されており、メーカーは通常これらの技術を特許として持っています。
各製薬メーカーの口腔内崩壊錠製造技術と特許について下の表にまとめました。
各製薬メーカー口腔内崩壊錠の分類と技術(特許)名称
方式 | 会社 | 技術(特許)名称 | 備考 |
---|---|---|---|
鋳型形成 | アステラス | WOWTAB-Wet | |
キャタレント(米) | Zydis | フリーズドライ。速崩。 | |
Farmalyoc(仏) | Lyoc System | ||
Janssen(ベルギー) | Quicksolv | ||
湿製剤 | エルメッドエーザイ | EMP | 低圧打錠。多孔性3次元構造。 |
武田 | 名称なし | ||
一般打錠製剤 | 沢井 | 4つの特許(名称なし?) | |
大鵬 | AWATAB | ||
東和 | RACTAB | 速崩壊性粒子と機能性薬物粒子の混合。 | |
ライオン | TAB-SP | ||
大日本住友 | SUITAB-NEX | ||
協和発酵キリン | SOLBLET | ||
アステラス | WOWTAB-Dry | ||
佐藤 | SATAB | ||
田辺三菱 | Melt-OL | ||
三和化学 | OsDRC | 可変式二重構造杵。有核錠。 | |
三菱商事FT | MAQSTAB |