[empiric therapy]
エンピリック・セラピー あるいは エンピリック・テラピー。
経験的治療。
感染症において、病原体が不明な場合でも、経験的に効果が期待できる抗菌剤で治療を開始すること。
エンピリックは「経験的」の意味。
言葉の意味としては感染症治療とは限っていないが、通常は上記のように感染症に対する抗菌薬あるいは抗ウイルス薬での治療を指す。
様々な病原体に対応するため、通常は抗菌スペクトルの広い抗菌剤が選択される。
あくまで起炎菌が判明するまでの「つなぎ」とすべきで、起炎菌判明後はスペクトルを狭くする「デ・エスカレーション」が必要。